患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。高齢者では一般に生理機能が低下している。
それではここからバベンチオやキイトルーダの関与する免疫チェックポイントについて解説します。
11.1.5.動脈血栓性事象(1.8%):心筋梗塞、狭心症、虚血性脳卒中、一過性脳虚血発作、心筋虚血等の動脈血栓性事象があらわれることがある〔9.1.4参照〕。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 パーゼタ(ペルツズマブ) 有害事象対応をご紹介します。
このサイトは、日本で医療行為にかかわる医療関係者を対象としています。
休薬する場合、降圧剤の投与を受けている患者では低血圧の発現に注意してください。
本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤が適切と判断される症例についてのみ実施すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
副作用の頻度については、悪性軟部腫瘍患者を対象とした国際共同第3相臨床試験並びに腎細胞癌患者を対象とした国際共同第3相臨床試験及び外国第3相臨床試験に基づき記載した。
参考として以下に臨床試験時の用量調節基準を示します。重大な副作用(高血圧・高血圧クリーゼ、動脈解離、動脈血栓塞栓症、静脈血栓塞栓症、出血、消化管穿孔・瘻孔形成、甲状腺機能障害、創傷治癒遅延、可逆性後白質脳症症候群、肝機能障害、心不全、間質性肺疾患)に対する用量の調節方法については、減量、休薬又は投与を中止するなど、特に注意が必要です。下記をご参照ください。
異常が認められた場合には、投与中止を検討すると共に、呼吸器専門医と連携し、適切な処置を行ってください。
一般的に、他の臓器のがんでは、手術により切除できない場合や他の臓器に転移が見られた場合には、抗がん剤による化学療法が行われます。
ただし、次の副作用が発現した場合は、同一用量での投与の継続が可能である
尿路感染、蜂巣炎、麦粒腫、爪囲炎、肺炎、耳部感染、気管支炎、歯瘻、感染性腸炎
8.2.高血圧があらわれることがあるので、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に血圧測定を行い、血圧を十分観察すること。また、高血圧クリーゼがあらわれることがあるので、血圧の推移等に十分注意して投与すること〔9.1.1、11.1.2参照〕。